『新生ガーラ』の狙い
 1993年の設立以来、ネット黎明期から一貫してオンライン・コミュニティに関する事業を展開してきた株式会社ガーラ。
ANAマイレージクラブ会員向けの「ANAフレンドパーク」 やPanasonic社製カーナビ「Strada」ユーザー向け「クラブストラーダ」等、大手企業のユーザーコミュニティ構築において、数多くの実績を誇っている。また、掲示板・チャット等でのユーザー投稿をフィルタリングし、その結果を管理者へ報告する同社の一連のシステムは6カ国にてビジネスモデル特許取得と独自のビジネスモデルを構築してきた。
コミュニティ・ソリューション事業やデータマイニング事業において、引き続き更なる商品ラインナップの強化を図っていく一方、今回、オンライン・コミュニティ・ソリューションによって培ったノウハウを武器に急激にマーケットが広がりみせるオンラインゲーム業界へ参入した。
オンラインゲームは、米国だけでも2009年には8000万人のマーケットと言われ、パッケージゲームがまだ根付いていない東アジアマーケットにおいてもすでに爆発的に広がっている。そんな中、ガーラは、グループ会社のGALA-NET,INC.(米国)がオンラインゲーム・ポータルサービス「gpotato(ジーポテト)」を開始。あわせて韓国のオンラインゲーム企業3社を傘下に収め、グローバル展開をスタート。堅調な立ち上がりを見せている。
 しかし、同社が考える戦略は単なるオンラインゲームのサービス提供ではない。オンラインゲームの特徴であるプレーヤー同士のコミュニケーションに注目。ゲーム自体のプラットフォーム提供のみならず、同社の得意とするオンラインコミュニティサービスや新たなサービスソリューションの提供を視野に入れているのだ。
組織変革を伴った第二創業へ
 代表取締役社長 廣末氏法人向けコミュニティ・ソリューションを中心に提供してきた同社だが、ここ数年間第二、第三の事業の育成がままならなかった状況がある。 それにより業績も伸び悩んでいたことも事実である。しかしオンラインゲーム事業進出を機に第二の創業というほどの、大きな変革の実現を目指して動き出す。
その変革への意気込みは人材戦略にも大きく現れている。 日本のインターネットビジネスを牽引してきた企業の一つ、グローバルメディアオンライン社(現GMOインターネット社)の常務取締役ならびにグループ会社代表取締役社長を歴任してきた敏腕、廣末紀之氏を代表取締役社長として招き入れることを決断。
創業社長の菊川氏は代表取締役会長として海外のゲーム子会社の構築・マネジメントを担当し、廣末氏は代表取締役社長として、国内事業全般の運営を担っていく。
2人代表制を敷くことで、ガーラ社及びガーラグループの経営・業務執行の体制強化するとともに、より積極的に、そしてより戦略的に、大きな目標を打ち出していく。
新生ガーラの再出発という今のフェーズで働く上で求められることは、新しい事業を共に作っていくというコミットメント。そして、自己成長機会への積極的な創出意欲である。逆に言えば、積極的な事業展開を背景に、組織運営の機会や新サービス開発、グローバル戦略といったダイナミズム溢れる機会が自らの手で創出可能ということでもある。
新しい経営者とともに、大きなVisionを持った新事業への挑戦。その道のりは平たんではないことを確かだ。しかしそのプロセスをポジティブに捕らえ、自身の幅を広げることに貪欲な方にとって、ガーラには大きな成長の機会があると言えよう。
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